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2010年12月25日〜2011年1月5日に訪問したカンボジアでの活動を加藤典子会員から報告して頂きました。
カンボジア訪問記 2010.12.25〜2011.1.5
クリスマスの余韻さめやらぬ日本を後に、横山代表夫妻・伊豆弘子会員・前田志津子会員・中田麻美さん・中村彦斗さん・わたくし加藤典子の7名は、カンボジアへと飛び立ちました。
わたしにとっては、はじめてのカンボジア・・・万難を排して臨みたかったところですが、書きかけの年賀状や材料だけ準備したおせち料理を置き土産に出発。後ろ髪ひかれることもなく、わくわくどきどきの熱い想いいっぱいでした。
逐一、ご報告していては、夜も明けそうですので、ピックアップしながらの道中記とさせていただきます。
●12月25日(土)11:40福岡発→バンコク→25日19:40プノンペン着
ホームスティで日本にやってきていた学生たちと空港で笑顔の再会!やはり、みんな日本にいるときよりものびのびしています。
●12月26日(日)ツールスレーン博物館〜キリングフィールド〜ワットノリア〜王宮見学
ツールスレーン博物館、そしてキリングフィールド・・・40年以上前、小学生だった時にはじめて広島の原爆資料館を訪れたときに受けたショックを思い起こさせるもので、自分が人間であることが、やりきれなく悲しく、言葉になりませんでした。
王宮は、美しく、南国の花々が咲いていて、見学している人々も一様に幸せそうにみえましたが、わたしはツールスレーンのショックが大きく心ひきずる思いでした。せめて写真は、美しい?ものを・・・

●12月27日(月) 小学校の子どもたちへの本や文房具を購入 inIBC
IBC(INTERNATIONAL
BOOK CENTER)は、外国資本の大きな書店で、本だけでなく遊具や文房具などもそろっています。といっても、子どもたちが読める本はせいぜい2かご程度。 しかも薄いペーパーバックの本ばかりでした。けれど近年は外国の翻訳ものが少しずつ増えているようです。ガンバレ!

買い物のあとは、AAA(APSARA
ARTS ASSOCIATION)、アプサラ芸術協会で、カンボジアの伝統舞踊アプサラを見学。 AAAは、貧しい子どもたちや親のいない子ども達を引き取り、民族舞踊であるアプサラを教えながら共同生活を送っている 団体です。代表の方や先生方は困難な時代を奇跡的に生きぬいてきた方々です。そして、子ども達とともに、苦楽を共にしている・・・頭が下がります。生きていればこそ、ですね。
●12月27日(月) プノンペン大学訪問〜奨学生達と感激の対面
わたしたちの会は、プノンペン大学外国語学部日本語学科の6名の女子学生に奨学金を支給しています。この日は、プノペン大学を訪問し奨学生の彼女たちと会い、奨学金を手渡しました。単に奨学金を送るのではなく、お互いに心を通わせることのできる支援を、といつも思っています。彼女たちの笑顔は向学心とひたむきな思いを感じさせてくれます。わたしたちもその謙虚で一途な姿から学ばされていることに気づきます。
ところで、質問です。右下の写真の木はなんという木でしょうか?なが〜い長い枝状のものがぶらさがっている不思議な木でしたが結局、わたしたちも名前がわからずじまい???ご存知の方は教えてくださいね。

●12月28日(火) さぁ、コッ・プラック小学校へ
カンボジア入りしてから毎晩のようにミーティングをしていましたが、27日夜はいつもにも増して気合いの入ったものになりました。というのも、28日はわたしたちの会が発足当初から支援しているプノンペン郊外の公立のコッ・プラック小学校を訪問し、絵本や文房具を届けた後、先生方や子どもたちと交流することになっていたからです。右の写真は、一夜漬けながら子ども達との交流授業の中で行うペープサート♪「山の音楽家」の練習をしているところです。
さぁ、28日朝は大荷物をもって、コッ・プラック小学校へ!

達職員室で先生方に挨拶をする横山代表 はじめてリコーダーを手にする子ども 「♪山の音楽家」を演じる子ども達
この日の交流授業は、以下のような内容でした。
午前 10:00〜11:00
5・6年生:リコーダ ♪シ・ド・レの音出し&ペープサート「♪山の音楽家」<教室>
午後 13:00〜14:00
5年生 :本の読み聞かせ「トマトさん」・しかけ絵本・人形遊び・手遊び <図書室>
3年生 :リコーダ&ペープサート「♪山の音楽家」<教室>
言葉も通じないわたしたちと子どもたちが交流できるのだろうかと、不安もいっぱいでしたがわたしたちを迎えてくれた子ども達の笑顔と好奇心いっぱいの瞳に出会って、いつのまにやら、不安のどきどきは、期待のわくわく感になっていたのでした。
●12月29日(水) コッ・プラック小学校 2日目!
この日の交流授業は、以下の内容でした。
午前 10:00〜11:00
6年生 :リコーダ
<教室>
3・5年生
:本の読み聞かせ2冊・しかけ絵本・人形遊びなど
午後 13:00〜14:00
今回は、図書室での活動を少し紹介しましょう。

読み聞かせをする図書担当のティダ先生 先生の読み聞かせも友達が演じるのも
一生懸命聴いています。
おさる人形はカンボジアでも人気者!
わたしが演じたあとは、子どもが先生のセリフに合わせて
うれしそうに演じます。
「輝く瞳」という言葉を実感したのが、この授業でした。未知のものに対する好奇心・集中して聴こうとする力が彼らの瞳を輝かせるのでしょう。
このコッ・プラック小学校の図書室は常時施錠されていて、図書館で夢中で本を読む子どもたちはふだん図書室に入ることができません。ですからこうして、開放されると夢中になって、本を読んでいる姿も印象に残りました。願わくば、開放された図書室をと思いますが、児童数400人以上に対して、数名の先生しかいない現状やカンボジアの子ども達にとってまだまだ貴重な図書は盗難や紛失の恐れもあり、この課題の克服が先決なのかもしれません。
●12月30日(木) 児童館プティア・クニョムへ!
この日は、首都プノンペン郊外の児童館「プティア・クニョム(わたしの家)」へ行きました。子どもたちが勉強を学んだり、放課後遊びに来たりしています。わたしたちの会では、毎年この児童館に本や学用品を寄贈しています。また、特に貧しい子ども達12名には、奨学金を送り就学支援をしています。ここで育った子どもの中には、大きくなって子ども達に読み書きを教えるボランティアをしている子もいます。健やかにたくましく育ってほしい、と祈らずにはいられませんでした。
歓迎のアプサラダンスを踊ってくれた子ども達
●12月31日(木) 大晦日らしからぬ おおみそか
さすがに、この日は学校などはお休み。そこでわたしたちもマーケットで買い物をしたり、国立博物館を見学したりして過ごしました。ホテルでみんなでわけあって食べた「一杯のミニどん兵衛」は忘れられない年越しそばとなりました。
市場には新年を迎える色とりどりの花がいっぱい
●2011年 A HAPPY NEW YEAR! 1月1日

お正月気分にひたることもなく、ひたすら車に揺られ続けた8時間。
ふうっ(+o+)
でも、一番大変だったのはなんといっても、運転手のノウさん!わたしたちといっしょにいつも行動してくれ、時には通訳も兼ねてくれる心強い好青年です。
さて、目的地のバッタンバンに到着したのは、日が沈みかけた夕方。出迎えてくれたのは、孤児院「ノリア」で子ども達の支援をしている岩田さん。彼女の希望で、翌日子ども達に「ラジオ体操」を教えることになり、夜中の練習となりました。 ホテルの屋上でラジオ体操の練習!
●1月2日 「ワット・ノリア」の子ども達との交流
「ノリア」では、3歳から24歳の約90名の子ども達が共同生活をしています。面倒をみているのは、ひとりのお坊さん。ほかは岩田さんが手伝ったり、年長の子どもが面倒をみたりしています。お坊さんのお話によると、両親ともに不在の子どもは約15%。離婚や日本でいう育児放棄などが原因でここで暮らしている子どもが多いそうです。日本と共通する面も見えて心痛みました。けれど、ノリアでは自給自足を目指すべく土地を耕し、畑を作り始めています。水の確保・農業技術の獲得など課題はありますが、すこしずつでも前に進むことを信じ、バッタンバンをあとにしました。

奥の僧衣の方がお坊さん 初めてのラジオ体操 ノリアの畑で
●1月3日 バッタンバン〜プノンペンへ 「夢追うこどもたちの家」
プノンペンへの帰路途中、ポーサット州のSAJ(school aid japan)が運営する「夢追う子どもたちの家」に立ち寄りました。ここも孤児院で、約80名の子ども達が寝起きを共にしています。豊富な資金、清潔に保たれた施設、補習授業を受けられる環境・・・何もかもが「ノリア」とは対照的で複雑な心境になりました。けれど、一人ひとりの子ども達にとって生きる場所は、今、いる場所!一人ひとりみんながしあわせと思える、夢を持てる場所であってほしい、そう願い、自分達にできることをしよう、と改めて思いました。 「夢追う子どもたちの家」入口
●1月4日 コッ・プラック小学校 3日目 & 幼稚園
コッ・プラック小学校の校舎の一室は幼稚園になっていて、午前中のみ保育が行われています。幼稚園といっても女性の先生が一人いるだけでおもちゃもほとんどありませんでした。わたし達の会は前回の訪問の折に、ままごと道具等おもちゃをたくさん寄贈しました。そこで、この日は、そのおもちゃを使って、おままごと遊びを体験してもらいました。ごっこ遊びは、幼児期の子ども達にとって観察しながら模倣し、また役割分担をしながら人間性を育てる非常に重要な遊びのひとつです。子ども達だけでなく、先生方にとっても有意義な時間になったように感じました。それにしても夢中で遊ぶ子ども達の姿にはこちらが感動させられます。自分も子どもの頃、葉っぱや木の実、木の枝でこんなふうに遊んだことを思い出しました。

まず、前田会員が説明 早く遊びたくて、わくわく 夢中になって遊んでいます
小学生には、6年生にリコーダを、2年生に読み聞かせの授業を行いました。2年生の授業では、いつもはカメラマンの横山代表も、とうとうかりだされ、奥さまのあづま先生手作りのうさぎの手袋人形でうたをうたいました。ほかの子どもたちもすっかり打ち解けて、カメラを向けるとおどけたポーズをとったり、おさる人形のまねをしたり (*^^)v、うさぎ人形やおさる人形は、今もコッ・プラック小学校で子ども達と遊んでいるかな(笑)

●1月5日 帰国
この10日間は、わたしの人生の中でも本当に忘れられない日々になりました。楽しいこと、感激したことばかりではありません。現地に行ったからこそ、見えてきた新たな課題、悩みも出てきました。どれも容易に解決できるものでもなく、どう考えればいいのかすらわからないこともあります。この思いを今後の活動にどう生かしていくか、日本に帰った今、日々に流されず常に自分に問いかけながら生きていきたいと思っています。
図書館担当のティダ先生と出会った子ども達、人たち、いっしょに旅をしたメンバー、年末のこの時期にこころよく?わたしを送りだしてくれた家族すべての人に感謝しています。そして、あらためて思っています。生きている今に感謝しつつ、自分の信念をもち、自分ができることに精一杯チャレンジし続けようと。
2011.3 加藤典子
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