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第7回 ラウンド・テーブル

 2011619日(日)の午後2時〜時、福岡県古賀市のサンフレアこが」の視聴覚室7回ラウンド・テーブル、「子どもたちの瞳が輝くために PART.2−カンボジアに絵本を届けて−」開催しました。内容は、201012月にカンボジア訪問した際の体験が中心でした。

 話題提供者は、伊豆弘子さん、加藤典子さん、前田志津子さんの3で、司会は廣畑伸暁さんでした。3人の皆さんのお話の概要は次のとおりです。

幼稚園の子ども達に遊び方を教えている前田会員前田さん:今回の訪問の大きな目的の一つは、@コッ・プラック小学校の幼稚部の子どもたちと一緒に遊ぶことだった。それで、おもちゃを持って幼稚部に行ったが、前回の訪問時に寄贈したおもちゃ、大切に保管していたのか、ほとんど使われていないのに驚いた。それでもおもちゃを出して、子ども達をグループに分け、ままごとあそびをやってみせたところ、みんな嬉々として遊ぶようになった。A日本からリコーダーを約50本持って行き、コッ・プラック小学校に寄贈しリコーダーの使い方を覚えてもらうために、左手だけで演奏できる山の音楽家教えた。子ども達は音がでると、とても嬉しそうだった。B以前会でポンプなどを支援していた近くのロティアン中学校も訪問した図書室があったが、教科書以外の本はなく、農具なが置かれ、倉庫になっていて驚いた。

伊豆さん昨年カンボジアの学生さんのホームステイを引き受け、カンボジアの文化に興味を持ち、行ってみようと思った。毎日色々な人と出会い、当会の人と人とのつながりがどんどん広がっていると感じた。学校に車が着くと、子ども達がどっと集まってきて、日本語でこんにちわ!」口々に挨拶をしてくれた。活気あふれる子どもたちに囲まれ、元気をもらった。6年生の教室では鍵盤ハーモニカ、ウッドブロック、リコーダーで「山の音楽家」を演奏しながら、ペープサートを見せた。子ども達にも参加してもらった。「やりたい子は?」と言うと、みんなやりたい気持ちがいっぱいで、「ハイハイたくさんのが挙がった。休憩時間に校庭でお菓子を作って子どもに売っている先生がいた。校長先生でさえ、夜も副業しなければ生活できないという安い教員の給料。そのような状況の中でよく教育を頑張っていると思った。バッタンバンで、福岡出身の元スチワーデスで、現地に住み、孤児たちの世話をしている岩田さんにお会いした。岩田さんから孤児院でラジオ体操を教えてほしいという要望があり、皆で真夜中にホテルの屋上で練習した。とても貧しい孤児院で、自給自足の生活をしていた。プノンペンへの帰路、ワタミの社長さんが作り、運営しているというとても立派な孤児院にも寄り、見学した。宗像出身の若い女性のスタッフがいた。よく活躍していると思った。今回の訪問で、カンボジアの現場が本当に求めている支援を考えないといけないと思った

  リコーダーを吹く小学校の子ども達  ラジオ体操をする孤児院の子ども達

小学校の子ども達に読み聞かせをする加藤会員加藤さん日本の絵本をCJCCの図書司書ホーンさんに翻訳してもらい、日本語の下にクメール語のシールを貼った絵本を何冊か持っていった。プノンペンの書店では、カンボジア神話のような話の絵本が多く売られていた。本の種類が非常に限られていた。私たちが支援し、整備した図書室は、最初鍵がかかっていた。電気も通ってないので、開けても真っ暗だった。図書室に集まった子ども達にしかけ絵本を読んでやると、子ども達はティダ先生のリードで「ちょうちょを歌ってくれた。また、「パパとママの贈り物かいじゅうたちのいるところを読んでやった。日本の子ども達と同じように、勢いのある個所は子ども達の反応く、万国共通だと思った子ども達とクメール語で話せたら思った。子ども達は手を洗う習慣がなく、また靴を履いていない子もいた。衛生面はすごく悪いと思った。日本が綺麗過ぎるかもしれない。今後の支援について、今不足している物を支援するがいいのか、20年後を見据えた支援がよいのか色々考えさせられる訪問だった。会としては、当面、のかかっていない図書館を目指したいと思った日本の文化に基づいた価値観を押しるような支援ではなく、カンボジアの文化をきちんと理解して、支援をしていくことが大事だと思った。

 報告が終わり、会場からは次のような感想や質問がありました。

横山代表ティダ先生と加藤さんの読み聞かせは息があっていてとても良かった図書を開放するという文化がないようなので、今後は、できるだけ扉を開けてもらうようにすることが大切だと思った。ティダ先生には、早い機会に日本に来てもらい、鍵をかけない、自由に利用できる図書室や図書の利用の仕方を学んでもらうようにしたい。
横山あづまさん:私たちの会は、図書を寄贈しているが、開けっ放しだと無くなる心配もある。学校の授業は時間しかないので、本を読む時間がないのかも知れない。また、私たちの会は、おや物の支援だけでなく、プノンペン大学日本語学科の学生さん達の日本体験研修の支援や現地での交流活動を行なっているが、それによって人間関係の輪が大きく広がってきているのを感じる。
中田麻美さん:今回の訪問に参加した。大学生の時、ベトナムに行き、東南アジアに興味をもった。カンボジアの子ども達の目の輝きに感動した。プノンペンでは、ストリートチルドレンの子ども達出会った。学べる子と学べない子がおり、貧富の差を強く感じた

会場からの質問
Q:外国の支援でたくさん学校ができてきているようだが、それは、箱物だけの支援なのか、それとも運営面も含んでのものなのだろうか。
A:ほとんどの場合、箱物の寄贈で終わり、ソフト面の支援少ないようだ。佐賀のカンボジア教育支援フロム佐賀は、運営にも深く関わっている珍しい事例ではないかと思う。
Q図書室の扉が閉められたままというのは、経済状況が関係しているように思われた。また、学校のプログラムはどのようにして決まるのだろう学校の裁量でどうにかなるのだろうか。
A:地方でも月1万円は生活に必要だ。しかし、教師の給料は6,000円〜7,000程度で、副業しないとやっていけない。教育活動に没頭できない状況があることは確かだ。美術の時間や学の時間はない。日本の学校とイメージとは全く違う。先生方自身が美術や音楽の体験していないのだから、当然教え方もわからない。そのため寄付したクレヨンなども使われないまま、大切に先生の机の中に直されたりしている。
Q:若い人は就職口があるのだろうか。
Aカンボジアには、日本企業がまだあまり進出していない。そのためプノンペン大学日本語学科の学生も就職口には苦労している。

など色々な質問や意見が出ました。